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セミ分取カラムによる分取のための条件設定方法

クロマトグラフィー法の最大の特長は、スケールアップの容易さです。ダイセルのセミ分取カラムは、分析用カラムと同じ充填剤を使用しているので、分析用カラムで分離条件を設定できれば、そのまま分取用のサイズにスケールアップすることが可能です。

セミ分取カラムでの分取のためのストラテジー

分離条件の検討

1.

分離条件の検討

分析カラム(4.6×250mm)を用い、化合物の光学分割に最適なカラムを選定します。
条件設定時のポイント
移動相に対するサンプルの溶解性
  効率よく分取するためには、移動相に対する化合物の溶解性が重要です。
カラムに使用できる溶媒の中で、化合物の溶解性が高く、良好な分離を与える溶媒を移動相にご選定下さい。
分離度
  移動相組成・流速・温度などの条件検討により、高い分離殿得られる条件を見つけて下さい。
保持時間
  サンプル打ち込みのサイクルを短くするため、10分程度で分離の得られる条件がお勧めです。

2.

負荷量の検討

移動相と同じ組成の溶媒に化合物をできるだけ溶解させます。
これを負荷量検討用サンプルとします。
ベースライン分離が得られるギリギリの量を負荷量とします。
サンプル溶解液は移動相と同じ組成
  サンプル溶解液が移動相と異なっていると、分取の際にカラム中でサンプルが析出したり、ピーク歪みの原因となります。

3.

安定性試験

負荷量検討で分離されたサンプルを分け取り、実際に分取物を濃縮するときの温度に一定時間置き、これを再度分析カラムで分析し、サンプルの分解がないこと、ラセミ化しないことを確認します。
スケールアップのための計算

4.

スケールアップのための計算

セミ分取カラムでは、1インジェクションあたり分析カラムの断面積倍の化合物を分取することが可能です。
10×250mmの場合 分析カラムの4.7倍
20×250mmの場合 分析カラムの18.9倍
(例)20×250mmのセミ分取カラムで分取する場合
2の検討で、濃度 x mg/mlの化合物を y ml 打ち込めることがわかっていると
移動相流速:(1での流速 × 18.9 ) ml/min
サンプル打ち込み量:( y × 18.9 ) ml

効率よく分取するためのポイント
分取を効率よく行うためには、移動相に対するサンプルの溶解性は非常に重要です。
耐溶剤型キラルカラムCHIRALPAK IA/IB/IC/IDは、移動相に様々な有機溶媒が使用できることから、分取効率アップを考えると、まずはこれらのカラムから分離検討をされることをお勧めいたします。