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メールマガジン
[Vol.100 2025年10月号]
Mail Magazine

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2025年度
ダイセルカラム オープンセミナー
~キラルとアキラルの融合:実践的な分析条件の開発~

いつも弊社のカラムをご愛顧いただきありがとうございます。
既に弊社カラムをご使用されている皆様、今後使用をご検討される皆様に向けて、弊社製品カラムの基本的な使用方法とトラブルシューティングを解説いたします。
また、今回は DCpak®シリーズに関する招待講演、および協賛のジーエルサイエンス株式会社様による講演もございます。実際のユーザーの使用方法を学べる貴重な機会ですので、ぜひ知識・技術向上のためにご参加ください。

お申込み・詳細はこちら

2026年1月9日(金)2部制

2025年度 ダイセルカラム オープンセミナー
~キラルとアキラルの融合:実践的な分析条件の開発~

第1部(セミナー)
13:00~17:35(受付 12:30~)
第2部(懇親会※1)
18:00~20:00

※1 懇親会は無料・自由参加です。また未成年の方がご参加される場合はFormsの備考欄にその旨ご記載ください。

会場
グランフロント大阪 タワーC 8F
カンファレンスルームC02(JR大阪駅より徒歩10分)
(大阪府大阪市北区大深町3-1)
参加費
無料

<プログラム>

セミナー名 2025年度 ダイセルカラム オープンセミナー
開催日 2026年1月9日(金)
プログラム
  • 12:30 受付開始
  • 13:00 開会あいさつ
  • 13:05 DCpak® シリーズ カラムセミナー
    ~ペプチドや糖も分析できる!DCpak®の使い方と最新アプリケーション紹介~
  • 13:35 【招待公演】
  • 14:25  キラルカラムセミナー
    ~これで安心!キラル分析の基礎と応用~
    ・分析条件の設定方法(順相・逆相・SFC)
    ・トラブルシューティング
  • 16:35 【協賛講演】C18(ODS)カラムの選択方法
    ジーエルサイエンス株式会社 様
  • 17:05  ファーマスタンダード(ニトロソ化合物などの不純物標品)のご紹介
    結晶スポンジ法による立体構造決定サービスの紹介
    キャンペーン告知
  • 17:30 閉会挨拶
定員 40名
お申し込み 2025年度 ダイセルカラム オープンセミナー参加申し込みフォーム

上記のURLより、必要事項をご入力の上、お申込みをお願いいたします。
お申込みから 3 営業日以内に弊社からの返信がない場合は、お手数ですが、chiral@jp.daicel.com までご連絡をお願いいたします。
※2025年12月24日(水)まで
※定員になり次第、受付終了となります
構造解析、諦めていませんか?~結晶スポンジ法とは?編~

■構造解析、諦めていませんか?

新規化合物を合成したり、天然物から成分を抽出したり、はたまた化学製品の製造過程で混入した不純物成分を特定したりするときなど、様々な場面で用いられる構造解析。この記事をご覧になっている皆さんも、

『構造が複雑すぎてGC-MSやNMRだけでは推定構造が合っているか不安・・・』
『量がほとんど取れないから構造の推定すらできない・・・』
『液体だから単結晶化できないし、立体構造解析は無理かも・・・』


といったお悩みをお持ちではないでしょうか。そんなお悩み、実はダイセルの構造解析で解決できます!ダイセルの構造解析は単結晶X線構造解析による、絶対配置を含む三次元構造を決定できる手法を用いているので、分析可能な試料として固体はもちろん、液体や揮発性試料も分析可能となっております!

液体試料の立体構造解析の例
液体試料の立体構造解析の例
▲液体試料の立体構造解析の例。極性の低いグアイアズレン(上段左)や、極性の高い(R,R)-2,3-ブタンジオール(中段中)、含窒素・含ハロゲン系化合物(中段右)など、分析可能な試料は多岐にわたります。固体の例はこの記事の後半に!

ここで、勘の鋭い方は一つ疑問に思われたかと思います。『単結晶X線構造解析はそもそも単結晶にX線を照射して分子の立体構造を解析する方法だから、単結晶(固体)しか適用できないのでは?』と・・・。実はそこに秘密があるんです!

■ダイセルの構造解析の秘密とは?

その秘密とは、ずばり『結晶スポンジ法』です!『結晶スポンジ法って何?』と、聞いたことが無い方もいらっしゃると思いますので簡単にご説明いたします。結晶スポンジ法とは、結晶スポンジを用いることで固体・液体問わず微量の化合物の構造を単結晶X線構造解析により決定することができる技術のことを言いまして、2013年に東京大学の藤田誠卓越教授がNatureで発表した革新的な構造解析技術です(Nature 2013, 495, 461)。通常、単結晶X線構造解析はその名の通り単結晶しか分析することができません。それは分子が規則的に整列したもの(=単結晶)でないと、サンプルにX線を照射した際に規則的な回折像が得られないためです。この課題を解決したのが結晶スポンジ法です!結晶スポンジ法では、結晶スポンジと呼ばれる無数のナノサイズの細孔を持つ結晶に解析対象化合物(溶液)を浸み込ませることで分子が結晶スポンジ内に規則的に整列し、いわば疑似的な単結晶状態を作り出すことで、固体、液体、揮発性試料などの構造を決定することができます!

▲結晶スポンジ法の模式図。解析対象物質の溶液に結晶スポンジを浸した後、時間経過とともにバイアルのキャップに刺されたニードルから溶媒が揮発することで、解析対象物質が結晶スポンジの空孔内に濃縮されていきます。結晶スポンジの置換基と解析対象物質が相互作用することで、解析対象物質が規則的に整列されていき、これを単結晶X線測定することで結晶スポンジの立体構造とともに解析対象物質の立体構造を知ることができます。

ダイセルでは2年間(2021年~)東京大学に研究員を派遣し、結晶スポンジ法の技術を習得いたしました。また、解析対象化合物の物性や極性に合わせて様々な有機化合物の構造を決定することができる結晶スポンジを開発しており、現在、数十種類以上のダイセル独自の結晶スポンジを取り揃えております!

▲結晶スポンジの写真。この他にも多数のダイセル独自の結晶スポンジを保有しており、解析対象物質の物性や極性に合わせて使い分けています。

■こんな化合物も構造決定できます!

そんなダイセルの立体構造解析では結晶スポンジ法に加え、単結晶法やダイセル独自の立体構造解析手法も活用可能です。これにより、以下のような化合物を始めとする医薬品・香料・天然物・機能性食品など様々な分野の化合物の構造決定が可能となっております!

▲立体構造解析の例。トラザミド(上段中)やボリコナゾール(下段中)といった、GC-MSやNMRなどでは構造解析が難しい物質もダイセルの立体構造解析では構造決定することができます!

■キラル化合物を“分ける”から“分かる”までのトータルソリューション
『キラル分取×立体構造解析』

そしてさらに、これまでダイセルが提供してきたキラル化合物の受託分取サービスに加え、今回の立体構造解析を組み合わせることで、お客様のキラル化合物の立体構造を決定した状態で分取物をお届けすることが可能です!下記の例では、ラボスケールのキラル分取で得られた1mg以下の分取物から結晶スポンジ法で構造決定した例になります。このようにダイセルのキラル分取と立体構造解析をご活用いただくことで、分取物が微量でも構造決定が可能となります。

▲キラル分取×立体構造解析の例。trans-スチルベンオキシドのラセミ体をダイセルのキラルカラムで分取し、結晶スポンジ法を用いて各分取物の構造を決定した例です。

■無償トライアル受付中!

最後に、今回はダイセルの立体構造解析に関する記事でしたが、いかがだったでしょうか?現在、ダイセルのカラムスクリーニングサービスをご依頼いただいたお客様を対象に、期間限定で立体構造解析の無償トライアルを受け付けております!ご興味のある方は以下からお気軽にお問合せください。皆様のお問合せ、お待ちしております!
※無償トライアルは予告なく終了することがあります。予めご了承ください。

キラきら情報通信100号配信にあたり
前編集委員長 宮澤賢一郎(事業推進部副部長)
現編集委員長 村角公一(ライフサイエンス製品営業部長)

読者の皆様、いつもありがとうございます。
記念すべき、キラきら情報通信の第一号は2017年5月で、今から8年以上前のことです。
当時を振り返ってみると、創刊号を出すにあたって、どんなメンバーでどんな作戦を練り、配信を始めたのか記憶にないくらい前です。
恐らく、当時の編集委員長(初代)を務めていた宮澤と、マーケティング担当者と営業の村角の3人で立ち上げたような気がします。その時のコンセプトは、「面白いメルマガを配信しよう! 半分以上遊び気分で配信しよう!!」と決意しスタートしました。
当時のメルマガタイトルは「キラルニュース@ダイセル」という名前です。

【記念すべきメルマガ創刊号】

(画像にリンクをつけています)

実はこの「キラきら情報通信@ダイセル」にはモデルがあります。
それは、ネオ・モルガン研究所様のメールマガジンです。
当時、ネオ・モルガン様を訪問する機会があり、それがきっかけとなりメールマガジンを配信していただけるようになりました。そのメルマガが、とっても楽しくて読みやすい(=バイオの専門家でもない私も楽しく読める)内容で、毎号届くと真っ先に開いて読むという、次第に楽しみになっていました。当時はPDFファイルをメールに添付されて配信という形式だったと記憶しています。
現在、ネオ・モルガン研究所様は、ちとせグループ(リンク)となっており、我々の師匠である「ちとせグループ様」のHPに公開されているメルマガのリンクを紹介します。

新しく生まれ変わりました![Hottopics vol.51(7月号)] – CHITOSE JOURNAL

キラきら情報通信のモデルとなった本家ちとせグループ様のメールマガジンは現在(2025年9月時点で)77号が公開されており、気付けば「キラきら情報通信」が師匠の配信号数を追い抜いていたという失礼な(?)事実を知りました。

はじめこそ面白おかしく、かつお客様のお役に立てる情報発信をということで軽い?気持ちで制作開始したのですが、そんな甘いものではないことをすぐに思い知らされました。
当初「記事ボリュームはA4で1枚」「各号のトピックは最低3つ」「月に2回配信」というコンセプト(縛り?)を決めていたのですが、できるだけ余白を作らないよう文字と図絵を配置しようと思うと、これがまた思いのほか難しかったのです。各トピックを執筆した社員の文体のクセを揃えたり、文字数を削ったり盛ったり。当時の保管フォルダを見返すと、どの月の原稿を見ても、第4稿、第5稿と何度も手を入れた跡がうかがえます。今にして思うと拘り過ぎたような気もします。結局、初めに掲げたコンセプトは1年で撤回し、編集委員会も改組しました。上記の反省?を生かし、リニューアルしたのが現在の「キラきら情報通信」です。

さて、100号記念ということで、これまで人気の高かった記事を紹介します。
最近では、ファンも急増している「良い子はマネしないでね!シリーズ」です。こちらは人気すぎて別刷りとして制作・配布しています。(既に増刷もしている人気シリーズです)
「私も冊子が欲しい」と思ってくださる方にはお送りしますので、メールでご連絡ください。

【シリーズ1発目の良い子はマネしないでねの挿絵】

(画像にリンクをつけています)

次に人気なのが、「新人紹介シリーズ」です。なぜか、弊社社員にご興味を持っていただけて、とてもありがたいです。これを機に新人以外にも紹介の場を用意するか、、、と考えています。

最後に何事にも言えますが、継続していくということは、すごいパワーと労力がかかります。
私たちも、その苦しみと絶えず戦っており、そんな中で皆様からの感想だったり、良いマネシリーズのネタや要望というのが凄く励みになりますし、とても助かっています。
これからも、益々面白くてタメになるコンテンツを配信したいと思いますので、応援お願いします。次は200号記念でお会いしましょう。

★メルマガ100号記念特別企画★
アンケートにご回答いただいた方全員に

\「ダイセルカラム君手ぬぐい」プレゼントします!/

アンケートはこちら

アンケート結果は今後もより楽しんで貰えるよう活用させていただきます。
ぜひご協力お願いいたします!

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