Chiralscreen® OH

光学活性アルコールの合成

Chiralscreen® OHは、カルボニル還元酵素、アルコール脱水素酵素からなるライブラリーで、キラルアルコールを合成するための触媒です。 現在、汎用性の高い12種類の酵素をキット化しています。
Chiralscreen OH
反応タイプ NADH依存的酵素 NADPH依存的酵素
反応タイプ E048, E070 E002, E007, E008, E038, E078
反応タイプ E001, E031, E039, E093, E152 -

還元の水素源として、補酵素NADHまたはNADPHが基質と当量必要ですが、ダイセルのChiralscreen® OHスクリーニングキットは、補酵素再生系を組み込んでいます。
補酵素再生は、ギ酸脱水素酵素またはグルコース脱水素酵素によるギ酸、あるいはグルコースの酸化反応で行います。
Chiralscreen® は、要求する補酵素の種類により、ギ酸脱水素酵素あるいはグルコース脱水素酵素を含んでいますので、酵素2種類を混合する必要はありません。
通常、野生型のギ酸脱水素酵素は、低活性で失活しやすく、有機合成反応に用いることはできませんが、当社のオリジナルギ酸脱水素酵素は変異型で、反応に十分な活性と耐性を有しています。

光学活性アルコールの合成

12種類の酵素から目的の反応を触媒するものをスクリーニングするためには、スクリーニングキットの使用をお勧めします。 スクリーニングキットの使用方法については、こちらをご覧ください。 スクリーニングキットには、必要な試薬類(バッファー用無機塩類、補酵素、補酵素再生用基質)が添付されています。

Chiralscreen® OHは、水系で反応させます。
しかし、基質が水に完溶する必要はありません。
基質の水への溶解度が2mM(= 0.05%)しかない化合物に対し、基質濃度10%でも反応が終了した例が報告されています。

光学活性アルコールの合成

具体的な反応の例を示します。
3-キヌクリジノン塩酸塩から、(R)-3-キヌクリジノールを得る場合は、Chiralscreen® OH E007 を使用します。

光学活性アルコールの合成

まず、K2HPO4 15.68g、K3PO4 2.12g、グルコース 17.98g、3-キヌクリジノール塩酸塩 16.0g を蒸留水に溶解し、80mLにメスアップし、基質溶液を調製する。 補酵素NADP+を80mg秤量し、10mLにメスアップする。
Chiralscreen® OH E007 を 500mg 秤量し蒸留水に溶解して、10mLにメスアップする。
基質溶液、補酵素溶液、酵素溶液の順に泡立てないように混合し、25℃で静置することで終夜反応させる。
変換率>99%、光学純度>99%e.e.(R)。

購入については、直接当社にお問い合わせください。 合成用として、ご指定酵素を50mg、250mg、1000mg入りもご用意しています。 また、バルク量については価格、納期等が異なりますので、お問い合わせください。

Chiralscreen®に関するお問い合わせ

Chiralscreen®に関するご不明な点などございましたら、よくある質問をまとめたFAQページをご覧になるか、下記の宛先までお問い合わせ下さい。

FAQ